♥ 旧ダイヤリース社員らのインサイダー取引で課徴金納付命令を勧告＝証券監視委

6月15日16時20分配信 ロイター


　［東京　１５日　ロイター］　証券取引等監視委員会は１５日、旧ダイヤモンドリースと旧ユーエフジェイセントラルリースの合併で三菱ＵＦＪリース <8593> が発足するとの情報を事前に入手して株券の取引を行ったインサイダー取引が認められたことから、旧ダイヤリース社員と旧ユーエフジェイセントラルリースの社員の２人に対し、それぞれ２０万円と４２万円の課徴金の納付命令を出すよう金融庁に勧告したと発表した。
　三菱ＵＦＪリースは２００７年４月に、ダイヤリースとユーエフジェイリースの合併で発足。両社の合併発表は２００６年１０月１９日だったが、旧ダイヤリース社員は合併事務に従事していたことから同年７月に合併のインサイダー情報を知り、７月２４日にユーエフジェイリース株２００株を９８万２０００円で買い付けた。また、旧ユーエフジェイ社員も合併事務に従事しており同年７月に、インサイダー情報を知りえて、同年９月に２日間にかけてダイヤリース株５００株を２４９万４０００円で買い付けた。
　両者とも合併事務に従事する社員で、同じ７月から従事を始め、同時期に情報を知りえたが、証券監視委によると「２人の間の関係はなかった」として、両者の共謀は認められていない。両者が同じインサイダー違反で摘発されるのは「偶然だった」としている。
　


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